あかりまち日誌

管理人まそらかなたの創作絵展示サイト、『あかりまち』の日記コンテンツです

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サン・イチ・イチ その2  

<前回のあらすじ>
ca*n*owで飛尽さんと子連れカフェデートしてたら地震が来て
とりあえず三駅向こうの飛尽さんちに寄せてもらいましょうってことになりました。
(アレ、二行で終わったよ!前回の日記はなんであんな長くなったんだ?!)




そんなこんなでとりあえず高円寺駅前に。
するとタクシー乗り場には既に行列が…
とはいえ、まだ十数人といったところだったので、並んで待てばいいんじゃないのとのんきな私でしたが
『こういうのは、動いていた方がつかまるものなんですよ、タクシー』
という飛尽さんの言葉に促され、とりあえず線路沿いにタクシーを探しつつ歩いていくことに。

全然土地勘がない私に、飛尽さんは『青梅街道に出れば…』とか心強い存在でした。
ここは一度、くおんさんと歩いたんですよとか言いつつ歩く歩く…
私はベビーカー&スニーカーだったからよいものの、飛尽さんは抱っこヒモでパンプスだったので
歩くのはさぞしんどかろうと、早くタクシーをつかまえたい気持ちいっぱいに。
途中、何台かタクシーを見かけましたが、全部お客さんが既に乗っていました。
『同じ方向なら、相乗りさせてくれればいいのに~払うのに~』と二人でぶーぶー言っていました。

余震も油断ならない状況でした。
最初は高架下を歩いていたのですが、余震が来るたびに上のものが落ちてくるんじゃないかと
気が気でなく、通りの真ん中を選びながら歩く、といった感じです。

『途中で水と、できればおにぎりとかパンを買いたいですよね』
『地震が起きた時は、車は捨てて走って逃げるんですよ。車はキーを差しっぱなしにして路肩に寄せるんです。』
と、これまた飛尽さんのお言葉。
なんなんでしょう!飛尽さん、災害のスペシャリストなのですか!?
もう無力な私はただただ飛尽さんの冷静さと物知りさに感動しきり…

最初に見つけた小さいスーパーみたいなところは、入り口に張り紙がありました。
『店内片付けのため、1時間くらい休業します』とのこと。
あの揺れで結構店内大変なことになったのでは…と、思わず店員さんに同情。
1時間待つわけにもいかないので、とりあえず先へ先へ。
しばらくすると高架下にロー●ンがあったので、そこへ入りました。

店内は思ったより普通な感じでした。どこも倒れておらず、いつものコンビニって感じです。
ただ違うのは、お客さんの数!
レジには行列ができていました。
そんな行列を横目に、
『水は買いすぎても荷物になるけどいろいろ使えるから、飲む用以外に1本だけ買いましょう』
『おにぎりも買っておきましょう、道々お腹が減るかもしれません』
『ウェットティッシュとかあると便利かもしれません』
と、テキパキ買い物をして行く飛尽さん。
ほんと私の役に立たなさっぷりはすごかったですよ…我ながらね…

会計の時にふと店員のおばさんに『揺れで、店内荒れませんでしたか?』と聞いてみました。
すると『そうなんですよー!今もまだ、裏に置いてある飲み物とかがね…』との回答が。
そうか、このいつも通りの店内は、店員さんの努力の賜物というわけだったんですね…

買い物も済んで、またぼつぼつ歩いてゆきます。
住宅地をうねうねと通って行くと、やはりみんな余震が恐ろしいのか、
道路で不安げに立っているという人が大勢見受けられました。
途中で、材木置き場みたいなところを見ましたが、フォークリフトの上に材木が倒れかかっていて、
なんとも恐い光景でした。
作業者の方は大丈夫だったようで、やはり外から近所の方とその光景を眺めていました。

と、携帯にメールが届いていました。
大阪の父から電話がかかってきたようだったので、かけ直してみたところ、奇跡的に1度で繋がりました。
とりあえず無事であること、今外出中であることなどを伝えたのち、
地震の詳細を聞くことが出来ました。
震源は東北であること、そして…震度が(他のところが大きすぎて)東京まで出ていないことなども。
『津波でえらいことになっとる。イヤな言い方だけど、まるで映画みたいな光景やで。』
どれくらい?どこで??
あまり状況が分からないまま、電話を切る私。
あ、ナムに送ったメールも返ってきた。ナムは無事みたい。
ただ保育園には電話が繋がらないとか。そりゃこの混乱だものね…
でも、震源が東北なら東京で感じた揺れと同等かそれ以下だろうから大丈夫、と少し元気を取り戻しました。


と、そんなこんなをしているうちに、結局一駅歩いちゃった…
しかしそこまで来たところで、ちょうどお会計をしているタクシーを発見!
走ってどうにかそのタクシーを確保し、無事に飛尽さんのおうちに向かうことが出来ました。

タクシーの中から見た光景もまた異様で、見たことのないものでした。
みんな、外に出ている。不安げに空を見上げている。
車の中ではあまり分からないけど、まだ余震が続いているということなのかな。

ちなみにタクシーの運ちゃんは、新宿からさっきのお客さんを乗せてきたそう。
新宿はものすごい人であふれかえってて、パニック状態だったそうです。
オフィス街のあのビルの中からぞわっと人が出ていて大混雑だったとか。
電車も止まっているしで、帰宅ラッシュの時間に向けてさらに混乱は広まりそうですよと話していました。

そりゃそうだよね…雪が降っただけで電車が止まって大騒ぎの街だものね…

そんな会話をしているうちに、飛尽さんのうちに到着。
『まそらさん…もしかしたらこのままお家にタクシーで帰った方がいいかもしれませんよ、どうします?』
と言われ、うーん確かに!と悩む私。
(今後タクシーがつかまる確証もないし…)
でも、余震が続いていたりするなら、車で移動は恐いなぁとか自分一人で判断が出来ず困っていると
飛尽さんが運転手さんに事情を話してくれ、少しの間待ってもらえることに。

幸いなことに、飛尽さんのおうちの中はモノも落ちず、無事だったようです。
飛尽さんは、家に帰るなり
『今のうちにお風呂にお湯ためておこう!』『トイレに行っておいた方がいいですよ』と
相変わらずのテキパキっぷり。
私はぼんやりとつけてもらったテレビを見つつ、ピロさんに授乳するばかりでした。

そのテレビのおかげでようやく事態が分かってきました。
ビルの上で起きている火事の映像や、仙台のテレビ局内で撮影された地震発生直後の様子なんかが
繰り返し映されています。
その間も絶え間なく表示される地震速報。余震はまだまだ続いているようでした。

私が悩んでいる間、飛尽さんがお買い物に出かけられたので
誰かに相談しようと電話での連絡を試みる私。
携帯だけではなく、家電も全然通じず…

なんとか大阪の実家には連絡がついたので、母に事情を話すと
『まぁ…帰れるんだったら帰っておいたら?
 だって電車が動き出したところで、直後は混乱してるだろうし子連れじゃちょっと厳しいんじゃないの?』
とのこと。そうですね、そうなりますよね…
ということで、やはりそのままタクシーに乗って、神奈川まで帰ることにしたのでした。

この時はまさかあんな長旅になるだなんて予測だにしていなかった…!
というわけで第三章タクシー編へ続く!
(長いよ…)
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category: つれづれ

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